あら~、5月は1回も投稿をせずに終わってしまいました~。
まぁ、このブログのタイトルにあるように、現実逃避をしているヒマがないくらい一生懸命に働いたということにしておきましょう。
で、まぁ、先日ADRA Japan の総会も無事に終わったということで、ようやくブログに向かう気持ちも出てきたようで、今日、あ、これを書こうと思ったことがあったのですが、思わずFacebookにアップしてしまいました。
同じ内容なのですが、もともとブログに書こうと思っていたことだったので、こちらにも載せておきます。
コミュニケーションを終わらせることのできる言葉があります。
日本語の代表格は「さぁ」、英語の代表格は「I don't understand you」であると思います。
「さぁ」は、卓球の愛ちゃんの掛け声ではありません。「さぁ、それは知らないね」の「さぁ」です。
例えば、単に同意を求める意味で、しょ~もないことについて尋ねる場合があると思います。
「ねぇねぇ、スカイツリーの柱って、どうして4本じゃなくて3本なのかな~」
など、本当にしょ~もないことです。
この場合、会話の主が相手に求めているのは決して明確な答えではありません。
「そうだね~、もしかしたら三脚みたいにしたほうが安定するからかな~」
とか、そこまでいかなくても
「ホントだね~、どうしてだろうね~」
と反応してくれれば十分なのです。
ところが、そんなことを自分に聞かれても分からないとマジメに考えるのかどうかが分からないのですが、こういう場合に「さぁ」と返す人がいます。
上述の通り、そんな答えは求めていないのです。ところが「さぁ」が来た瞬間、その会話は見事に修了します。
会話の主も、かなり気持ちを切り替えないと、その相手と他愛もない話を継続しようとは思えなくなるものです。
そういう意味で、「さぁ」は、コミュニケーションを終わらせることのできる言葉だと思います。
結婚をする前は両目を開き、結婚をしたら片目をつぶれという言葉があります。そのくらい結婚生活においては受容が大切だという意味で、私もそれは理解しているつもりですが、私の妻は結婚当初「さぁ」の使い手でした。私は本当に耐えられなかったので、これに関しては(他にもたくさんあるのですが)かなりしつこくお願いをして、やめてもらいました。
そのことを妻が素直に聞き入れてくれたことを、本当に感謝しています。口癖を変えるということは、大変なことだと思うので。
「I don't understand you」は、日本語で言うなら「ごめん、話、わかんないんだけど!」とでもいう表現でしょうか。
私がフィリピンに留学をしている時のこと。あるアメリカ人の教授の奥様に用事があって電話をしたらご不在だったので、教授に伝言をお願いしようとししました。
ところが、私はその時「Can I leave a message?」と言えませんでした。自分でも何と言ったのかを覚えていません。とにかく、奥様が帰ってこられたら、伝えてもらえますか?みたいなことを言おうとしたのだと思います。
その時、教授の口から冷たく放たれた言葉が
「Sorry, I don't understand you」
でした。
ん? これは、つまり、言っている意味が分からないということ?
それとも何? もう私とは話ができないという意味?
・・・と、一瞬混乱しましたが、相手がまたかけてくれと言うので、私は「O.K., thank you」とでも言って電話を切ったのだと思います。
これを客観的に振り返ると
「ごめん、あんたの話、わかんない」
「あ、はい、ありがとうございます」
という会話をしているわけで、そんな会話があるかよ!と思ってしまいます。
ですが仮にもインターナショナルスクールの教授です。英語で苦労をしている学生がたくさんいることは分かっているはずなのです。それなのに「君が言おうとしているのはこういうことかな?」などという質問をすることもなく「意味わかんないんだけど」で済ませてしまう彼は、自分の立場が分かっていなかったのではないか、と、後になって思ってしまいました。
まぁ、私の英語の貧弱さは完全に棚に上げていますが・・・。
このように、一言で、コミュニケーションを終わらせることのできる言葉が存在する中で、私が今、世界のADRA のスタッフ仲間たちに本当に感謝しているのは、私のブロークン・イングリッシュに忍耐をもって耳を傾け、お前は英語ができないからという理由で切り捨てることをせず、一生懸命に拾おうとしてくれているということなのです。
もちろん、全体としてネイティブスピーカーの割合は多くありません。お互い新しい言語を習得するのに苦労したわけだし、という理解もあるかも知れませんが、しかし大多数はかなり流暢な英語を話します。
昨晩も、ADRA 本部の緊急担当者(フランス人)とSkypeで話しました。先方も時間が限られている中で、私の話に耳を傾け、理解をしようと努力してくれる姿勢には、本当に頭の下がる思いがします。
もちろん、この状況に甘えることがないように英語力を少しでも高めていきたいと思ってはいますが、そう思うことができるのも、あたたかい仲間たちの存在があるからこそであると思っています。
まぁ、このブログのタイトルにあるように、現実逃避をしているヒマがないくらい一生懸命に働いたということにしておきましょう。
で、まぁ、先日ADRA Japan の総会も無事に終わったということで、ようやくブログに向かう気持ちも出てきたようで、今日、あ、これを書こうと思ったことがあったのですが、思わずFacebookにアップしてしまいました。
同じ内容なのですが、もともとブログに書こうと思っていたことだったので、こちらにも載せておきます。
コミュニケーションを終わらせることのできる言葉があります。
日本語の代表格は「さぁ」、英語の代表格は「I don't understand you」であると思います。
「さぁ」は、卓球の愛ちゃんの掛け声ではありません。「さぁ、それは知らないね」の「さぁ」です。
例えば、単に同意を求める意味で、しょ~もないことについて尋ねる場合があると思います。
「ねぇねぇ、スカイツリーの柱って、どうして4本じゃなくて3本なのかな~」
など、本当にしょ~もないことです。
この場合、会話の主が相手に求めているのは決して明確な答えではありません。
「そうだね~、もしかしたら三脚みたいにしたほうが安定するからかな~」
とか、そこまでいかなくても
「ホントだね~、どうしてだろうね~」
と反応してくれれば十分なのです。
ところが、そんなことを自分に聞かれても分からないとマジメに考えるのかどうかが分からないのですが、こういう場合に「さぁ」と返す人がいます。
上述の通り、そんな答えは求めていないのです。ところが「さぁ」が来た瞬間、その会話は見事に修了します。
会話の主も、かなり気持ちを切り替えないと、その相手と他愛もない話を継続しようとは思えなくなるものです。
そういう意味で、「さぁ」は、コミュニケーションを終わらせることのできる言葉だと思います。
結婚をする前は両目を開き、結婚をしたら片目をつぶれという言葉があります。そのくらい結婚生活においては受容が大切だという意味で、私もそれは理解しているつもりですが、私の妻は結婚当初「さぁ」の使い手でした。私は本当に耐えられなかったので、これに関しては(他にもたくさんあるのですが)かなりしつこくお願いをして、やめてもらいました。
そのことを妻が素直に聞き入れてくれたことを、本当に感謝しています。口癖を変えるということは、大変なことだと思うので。
「I don't understand you」は、日本語で言うなら「ごめん、話、わかんないんだけど!」とでもいう表現でしょうか。
私がフィリピンに留学をしている時のこと。あるアメリカ人の教授の奥様に用事があって電話をしたらご不在だったので、教授に伝言をお願いしようとししました。
ところが、私はその時「Can I leave a message?」と言えませんでした。自分でも何と言ったのかを覚えていません。とにかく、奥様が帰ってこられたら、伝えてもらえますか?みたいなことを言おうとしたのだと思います。
その時、教授の口から冷たく放たれた言葉が
「Sorry, I don't understand you」
でした。
ん? これは、つまり、言っている意味が分からないということ?
それとも何? もう私とは話ができないという意味?
・・・と、一瞬混乱しましたが、相手がまたかけてくれと言うので、私は「O.K., thank you」とでも言って電話を切ったのだと思います。
これを客観的に振り返ると
「ごめん、あんたの話、わかんない」
「あ、はい、ありがとうございます」
という会話をしているわけで、そんな会話があるかよ!と思ってしまいます。
ですが仮にもインターナショナルスクールの教授です。英語で苦労をしている学生がたくさんいることは分かっているはずなのです。それなのに「君が言おうとしているのはこういうことかな?」などという質問をすることもなく「意味わかんないんだけど」で済ませてしまう彼は、自分の立場が分かっていなかったのではないか、と、後になって思ってしまいました。
まぁ、私の英語の貧弱さは完全に棚に上げていますが・・・。
このように、一言で、コミュニケーションを終わらせることのできる言葉が存在する中で、私が今、世界のADRA のスタッフ仲間たちに本当に感謝しているのは、私のブロークン・イングリッシュに忍耐をもって耳を傾け、お前は英語ができないからという理由で切り捨てることをせず、一生懸命に拾おうとしてくれているということなのです。
もちろん、全体としてネイティブスピーカーの割合は多くありません。お互い新しい言語を習得するのに苦労したわけだし、という理解もあるかも知れませんが、しかし大多数はかなり流暢な英語を話します。
昨晩も、ADRA 本部の緊急担当者(フランス人)とSkypeで話しました。先方も時間が限られている中で、私の話に耳を傾け、理解をしようと努力してくれる姿勢には、本当に頭の下がる思いがします。
もちろん、この状況に甘えることがないように英語力を少しでも高めていきたいと思ってはいますが、そう思うことができるのも、あたたかい仲間たちの存在があるからこそであると思っています。