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1月, 2012の投稿を表示しています

本当のニーズ

南スーダンで、 ADRA の戦略会議なるものに参加してきました。 現在、南スーダンを支援している 各国のドナー支部が集まって、 今後の活動の方向性などについて 話し合いをするためです。 と、かっこ良く書いてみましたが うらしぶちょうは、英語がダメなので 現地入りしている日本人のスタッフに 代わりに頑張ってもらいました。 (^_^;) 南スーダンにおける主な支援は、 紛争終結後、自分たちの故郷に戻ってくる 帰還民と呼ばれる人たちの受け入れ 及び再定住のために必要な支援です。 会議の途中で、突然、 ある筋から情報が入って来ました。 数千人単位で、(北部)スーダンから南スーダンに 帰還民が入ってきていて、 ナイル河畔でキャンプをしている、と。 とりあえず状況だけを見に行くというので うらしぶちょうも社会見学のつもりで 他の人たちについて行きました。 現場に着き、様子を見て歩きました。 大きな貨物船が数隻着岸しており、 その船には乱雑に家具などが 積み上げられています。 陸地には、たくさんのテント。 そして、大きなトラックが数台。 川の汚い水を汲んで 一生懸命運んでいる人がいるかと思えば、 ひたすらぼ~っとしている人もいます。 話を聞くと、家族の一部が 故郷の村に荷物を半分持って帰っているので また戻ってくるまで、残りの荷物を 見張っているんだという人が 多くいることが分かりました。 故郷に荷物を運ぶためのトラックは 国連機関や他のNGO団体によって提供され、 また、食糧に関しては 国連の難民支援機関から配付されているようで、 お腹が減って仕方がないという感じの人は とりあえず見当たりませんでした。 少し足を進めると、明らかに商売人 という感じの人たちもいて、 ベッドのマットなど比較的大きな商品を 陸揚げしていました。 南スーダンでお金儲けをするのは 大変なんじゃない?と聞くと、 人生には苦労が付きものだ、みたいな ごもっともな答えが返ってきました。 こういう商売人(トレーダー)たちは、つまり 支援が必要な人たちに紛れて入国しているのです。 そこに座ってボーッとしているだけだと なかなか見分けがつきません。 いろいろ聞き出すと、

南スーダンの携帯事情(Vivacell)

各国の携帯SIMを集めるのが 何となく趣味になりつつある うらしぶちょうです。 これまで手に入れてきたのが ・タイ ・ラオス ・ネパール ・ケニア そして今回、南スーダンのSIMを買いました。 Vivacell(ビバセル)という 何とも、安っぽい感じの名前に惹かれました。 SIM自体の価格は、10南スーダンポンド。 本当は3ポンドで買えるらしいのですが、 SIMの中に3ポンドチャージしてあるから という理由で、結局値切れませんでした。 1ポンドが、約30円ですから、 SIM本体の価格が7ポンドだとしても、 200円するのは、他国に比べたら高いです。 相場は、だいたいどこの国も100円前後なので。 ビバセルには、南スーダンらしい 独特なサービスがたくさん付いています。 例えば、 プリペイドの残額がゼロになっても 「電話をくださいSMS」 無料送信サービス 他の人の携帯にチャージした金額を 「自分の携帯に送ってくださいSMS」 無料送信サービス 自分の携帯にチャージしてある金額を 他人の携帯に転送できるサービス などなど。 説明書を読みながら思わず なるほどね!と言ってしまいます。 インターネット接続に関してですが、 上記の各国のうちタイとケニアのものは SIMを入れたらすぐネット接続ができましたが、 ラオスとネパールのSIMは 自分でセッティングをする必要がありました。 ラオスのものに関しては、 10日間の滞在期間中に結局 セッティングの方法が分かりませんでした。 (ネパールはお店でやってくれました) 南スーダンのSIMも、 セッティングが必要なタイプだったのですが、 SIMの説明書にあるビバセルのサイトは ページ自体が存在しないようで、 情報をどこからも取ることができませんでした。 今日になって、サービスセンターに電話をして 何とか教えてもらうことができました。 何とか、というのは、 セッティングを教えてちょうだいと言ったら お店に来なさいと言われて、 営業時間を聞いたら、9〜17時だと言い、 仕事があるから無理だと言ったら それでもお店に来なさいと言い、 メールを送るから返信してくれと言ったら ようやくエンジニアみたいな人

Vivacell APN Settings

Here's Access Point Name (APN) Settings of Vivacell in South Sudan for Android mobile phone. Name: gprs.vivacell.sd APN: gprs.vivacell.sd (Other items are to be all blank.) Vivacell has a flat-rate service for mobile internet connection. Cost: 4 SSP per 24 hours (up to 50MB) Subscription: dial *424#

南スーダンに来ています

皆様、かなりご無沙汰いたしました。 このブログを書き始めてから、 何もアップしない月というのは 作らない努力をしていたハズだったのですが、 昨月は、とうとう、 ブログに触ることができずに 終わってしまいました。 タイトルが「現実逃避」ということですから、 現実から逃げているヒマがないくらい 仕事をしていたということを 言い訳にさせていただきたいと思います。 ・・・にしても、その間、 ほぼ毎日、どなたかが訪問してくださり まだかな〜とのぞいていてくださったことを 心から感謝申し上げます! m(_ _)m さて、わたくし、今回生まれて初めて アフリカ大陸に足を踏み入れることになりまして、 今、南スーダンに来ております。 出張で来ることになって初めて、 地図を見て位置を確かめたという どうしようもない状態だったのですが、 南スーダンって、昨年7月に 独立したばかりの新しい国です。 位置としては、エジプトの南にある (北側スーダンがあって、その南です) と申し上げるのが一番分り易いでしょうか。 これまでアジアの国々は あちこち訪ねる機会があったのですが、 昨年ネパールに行ったのが、ほぼ最西で インドよりも西側に来たことはありませんでした。 いろいろな人から話を聞く限りでは、 アフリカってどれだけひどい場所なのか という印象だったのですが、 実際に来てみて、 思っていたほどひどくはない というのが、今のところの感想です。 と、そう言うのは、やはり、今まで 数年にわたって事業を展開してきた場所を 視察して回っているからであって、 最初に事業に携わった人たちは 本当に苦労の連続だったのだろうと思います。 そんなことを余裕な顔をして言えてしまうくらい、 南スーダンのような生まれたばかりの国でも かなり文明的な生活ができるくらい 世界が発展してきたということなのでしょう。 実際に、今、こうやって、パソコンを開いて ブログが書けてしまっていますから、ね。 でも、あまりにもちょっと回線が遅いので、 撮り貯めた写真は、帰国後アップいたします。 とりあえず、新年のご挨拶を、と思いまして、 一筆、したためました。 今年もどうぞよろしくお願いします。 _(_^_)