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4月, 2013の投稿を表示しています

子育てについて思うこと

一週間くらい前のこと。イクメンを推奨するNPOの代表の人がラジオに出ていました。 具体的に何か貢献することができなかったとしても、 子育てをする母親である妻の苦労を理解し、仕事が終わって帰宅したら、妻の話に耳を傾けたり、 感謝の言葉かけをしたりするだけでも違うということでした。 また、子どもとの関わりは、その子が3歳になるまでが勝負とのこと。それまでにその子との関係をしっかり作っておくと、ティーンエイジャーになってからも、父親と話をしてくれる子になると言っていました。 インタビューをしているパーソナリティが、自らの生活を振り返り、反省していました。つい言い訳をしたくなる中で、自分の非を素直に認めることができるその人は、本当の意味で強い人なのだと思います。 ただ、そういったことをする動機が、んー、どうなのかなーと思いました。 というのは、妻や子との良好な関係づくり、それ自体は良いことなのですが、それを今しておくことの最終的な目的が、15歳になった子どもとも話せることであったりとか、子どもたちが巣立った後の妻との関係を良好に保つことであったりとか、そういうレベルに終始していたからです。それっって、ちょっと目的が違わないだろうかと思ったのです。 3歳までの子どもとの関わりが勝負なのだとしても、毎日の妻への声かけが大切なのだとしても、将来への投資として、今、子どもと関わろうと思いたくはありませんし、やがて来るべき日を充実したものにするために、今、妻に労いの言葉をかけたりしたくはありません。 よく耳にする言葉で、「せっかくこれもあれもしてあげたのになー、こいつら全然覚えてないんだもんなー」という嘆きがあります。しかし、将来覚えていてもらうために、そしてあの時はありがとうねと感謝をしてもらうために、今、子どもと関わろうとしているのであれば、それは動機が間違っていると言わざるを得ないと思います。 そうではなく、今、そこにいる一人の人間である子どもとの関わりが嬉しくて、今という時間が与えられていることが感謝で、時間がある限り一緒にいたいと思う。奥さんの存在がありがたくて、少しでも疲れが取れればと思って、声をかけたり、何か少しでも手伝ったりしてあげたいと思う。そういう、今を大切にする姿勢こそが動機であるべきであって、そうでないものは結局のところ、打算で

日本人の謝意

英語のメールを書いていて、こちらの作業の遅れを謝らなければならず、ある程度きちんと謝りたかったのですが、でもあんまり堅苦しい雰囲気になるのもなと思い、英語の顔文字で「ごめんなさい」を表すものを書き加えようと思いました。 それで、いろいろなキーワードで検索してみるのですが、一向にヒットしません。というか、英語の顔文字一覧が紹介されているサイトはいくつかヒットするのですが、SORRYに当たるものはありません。 唯一、検索でヒットしたのが、次の顔文字。 ?-( ん?これのどこが、ごめんなさいなんだろうと思って、その意味を見たら、なんと、こうありました。 Sorry, I don't know what went wrong? = わたし、いけないことした? これ、つまり、「ねぇちょっと、私の何が間違っているんだか、全然わかんないんだけど」ということですよね。SORRYの文字はありますが、全然謝ってなんかいません。むしろ、こんな調子でSORRYを言われたら、かえってムカつきます。 そういえば、歩いている時に他人とぶつかっても、SORRYとは言うな、EXCUSE ME と言えと教わったこともあります。 大体、SORRYという言葉は「ごめんなさい」と訳せますが、「残念です」とも訳せる言葉です。もちろんAPOLOGIZE という言葉はあります。これは、和訳するなら、謝罪する、でしょうか。 しかし、そこまで大袈裟ではなくても、私が悪かったですという謝意をカジュアルなレベルで表せる言葉が英語には存在しないというのでしょうか。もしかしたら、謝ったほうが負けという考え方が基本にあるのでしょうか? つい先日、購入後約3週間のiPadを交換してもらいました。画面の端のほうに光が弱く、黒っぽい筋が入る部分があり、アップルストアに持ち込んだら、即、新品と交換ということになりました。 非常に迅速な対応をしてもらって感謝だったのですが、このことで計2回ショップに足を運んだ時に、妙な違和感を覚えました。 それは、非常に気持の良い対応をしてくれた店員さん2名に共通することでした。 それは、「申し訳ありません」という言葉がついに聞かれなかったということです。 消費者はApple製品に対する期待をもって購入するわけです。私のような貧乏人にとっては