東日本復興支援事業において、ADRA Japan がパートナーとして共に教育支援をしているイスラエイド(IsraAID)というイスラエルのNGOの事業報告会(Facebook上では「追悼式」と紹介されています)に行って来ました。
震災4日後から東北での活動を開始したというこの団体。主な活動として、PTSD予防活動や被災者体験談アーカイブプロジェクト、次世代育成事業などを行なっています。
今回私が参加したのは、上記の2つ目、被災者の証言や体験談を動画として記録する活動の報告会(追悼式)でした。 Voices of Tohoku というタイトルが付いたこのプロジェクト。基本は、被災者の方が、震災当日のことを振り返って話す体験談や、これまでの復興への歩みの中で感じてきたことなどを、動画で記録するというシンプルなものです。
1人当りの取材時間がどのくらいなのかは分かりませんが、ほんの数分の動画の中に、その人の「声」がしっかりまとめられています。 それもそのはず、このプロジェクトには、日本語で口述歴史とも訳されるオーラルヒストリーの専門家も関わっていて、アカデミックな立場からもきちんとフォローがなされているんです。
震災から時間が経過する中で、被災地の方々が最も恐れていることは、徐々にメディアにも採り上げられなくなり、世界の人々或いは日本の人々の記憶の中から、震災があったということ自体が忘れ去られていくことだ、という話を耳にすることがあります。
そういう中にあって、このようにきちんとした「声」としてまとめられたものが発信されていくということ。それは、非常に大切な支援の一つなのだと思いました。
このVoices of Tohoku についての簡単なパンフレットをもらったのですが、そこには、「東北の真の声をより多くの皆様に届けることを目的としています」ということが、はっきり謳われています。
物資支援なり何なり、他の支援をしていて、その流れで上記のようなことに気づいていくということではなく、最初から、このような支援が必要なのだということを認識しているということ。また、そのこと自体を目的にして活動を行なう勇気というか、先見の明というか、なんというか、それが非常に、敢えて安っぽい言葉で表現するうと「カッコイイ」なと思わされました。
震災後かなり早い段階から開始しているPTSD予防プログラムにおいても然りですが、イスラエルらしいというのでしょうか、他にはなかなか真似のできない、独自性且つ必要性の高い活動をしておられ、素敵だなと思いました。
東北の方々のために、ADRA Japan として、また浦島という一個人として、今後何をすることができるだろうかと、改めて考えさせられる機会になりました。
震災4日後から東北での活動を開始したというこの団体。主な活動として、PTSD予防活動や被災者体験談アーカイブプロジェクト、次世代育成事業などを行なっています。
今回私が参加したのは、上記の2つ目、被災者の証言や体験談を動画として記録する活動の報告会(追悼式)でした。 Voices of Tohoku というタイトルが付いたこのプロジェクト。基本は、被災者の方が、震災当日のことを振り返って話す体験談や、これまでの復興への歩みの中で感じてきたことなどを、動画で記録するというシンプルなものです。
1人当りの取材時間がどのくらいなのかは分かりませんが、ほんの数分の動画の中に、その人の「声」がしっかりまとめられています。 それもそのはず、このプロジェクトには、日本語で口述歴史とも訳されるオーラルヒストリーの専門家も関わっていて、アカデミックな立場からもきちんとフォローがなされているんです。
震災から時間が経過する中で、被災地の方々が最も恐れていることは、徐々にメディアにも採り上げられなくなり、世界の人々或いは日本の人々の記憶の中から、震災があったということ自体が忘れ去られていくことだ、という話を耳にすることがあります。
そういう中にあって、このようにきちんとした「声」としてまとめられたものが発信されていくということ。それは、非常に大切な支援の一つなのだと思いました。
このVoices of Tohoku についての簡単なパンフレットをもらったのですが、そこには、「東北の真の声をより多くの皆様に届けることを目的としています」ということが、はっきり謳われています。
物資支援なり何なり、他の支援をしていて、その流れで上記のようなことに気づいていくということではなく、最初から、このような支援が必要なのだということを認識しているということ。また、そのこと自体を目的にして活動を行なう勇気というか、先見の明というか、なんというか、それが非常に、敢えて安っぽい言葉で表現するうと「カッコイイ」なと思わされました。
震災後かなり早い段階から開始しているPTSD予防プログラムにおいても然りですが、イスラエルらしいというのでしょうか、他にはなかなか真似のできない、独自性且つ必要性の高い活動をしておられ、素敵だなと思いました。
東北の方々のために、ADRA Japan として、また浦島という一個人として、今後何をすることができるだろうかと、改めて考えさせられる機会になりました。