今回の大震災の被災地の一つである
福島市にあるSDAの教会から
メールが届きました。
発信者は、教会牧師の中野先生です。
ちょっと長いですが、
心から感動してしまったので、
先生からのメールを以下に転載いたします。
◇ ◇ ◇
福島教会の中野です。
ようやくネットが今、つながりました。
3月16日、16:45です。
被災しましたが、大丈夫ですよー。
元気にやっていますよー。
福島教会は現在、
12名の方々が避難されてきています。
教会員のお友達や教会員です。
みなさん、津波の被害、原発の避難勧告で
こちらまで命からがら逃れてきました。
津波を横に見ながら、必死に
山の方面に向かって車を走らせた方もおられます。
原発の事が沢山報道されていますが、
こればかりはわたしたちの範疇を超えています。
報道を聞いていると
「息をするな、外に出るな」
と言っているように思えます。
しかし、わたしたちは至って元気です。
とにかくみんなで励まして、
連絡を取り合って、
協力し合って頑張っています。
福島教会も未だ水は通っていません。
しかし、アドラや教団の救援部隊が来てくれました。
涙がでるほどうれしかった。
この物資で、近隣の方々に水を分け、
食料を届けることができました。
しかし、まだ食料は整っていません。
多くの被災地が
燃料、水、食料、人手を必要としています。
福島市、福島県郡山、福島県須賀川に、
福島県の海沿いの被災者たちが避難してきています。
まだまだ寒いので、燃料がとにかく必要です。
しかし、祈りというのは本当に力になります。
わたしたちを見ていてくださる方に祈り、
ともにいてくれるように願い、聖霊が使わされて、
ふっと「あ、今、安心している」という、
ものすごい安心感が与えられます。
不思議なことですが、
今わたしと妻が経験している事実です。
神が私たちのために働いてくださっています。
物資は底をつきません。
ホントに、この状態が一ヶ月続いたら、
と不安がっている人が沢山いますが、
その人の所に、少しずつですが、
ものを分けてあげられるだけは備えられました。
しかし、足りない事実は残ります。
それは事実ですが、これからのことは、
神様が必ず何とかしてくれる。
とってもうれしい言葉が心の中でこだましています。
教会に避難してくださった方々の中にも、
両親との連絡がつかない、
職場の人と連絡がつかない、
という方々がおられます。
被災地では、プラカードを下げた男の子が
両親を捜したりしていました。
彼らに燃料と毛布と、食べ物と、
安心を送りたいと祈っています。
病院にいた1歳と3歳双子の三人が、
福島市内の病院に搬送されました。
教会に身を寄せている方の親戚です。
肺炎にかかってしまったとのことです。
しかし、退院したら一家で行き場はありません。
この家族のために、
教会員が名乗りを上げてくれました。
神様の聖霊が働いています。
わたしたちができることは限られています。
実際、わたしはほとんど何もできていません。
しかし、教会がここにあるだけで、
神様が必要を満たしてくださいます。
多分、原発も、最悪な状況であっても
神様へ祈る時、
神様は必ず、わたしたちを
持ち運んでくださると思います。
原発の報道を見るたびに、
「わたしたちはこの恩恵にあずかっていたはず」
と思います。
あそこでは今も、
自分の命を投げ出して働いている方々がいるのです。
だれも原発や東京電力を責めることはできません。
教会員に、
福島原発のオペレーターを訓練する所で
働かれていた方もいます。
この方も、
今回の事は想定していたこと以上の事で、
だれにも防ぐことはできなかった、
と言っていました。
わたしはこの言葉を重く受け止めました。
原子力は本当に強い力で、
わたしたちに電力を供給していました。
ただ、押さえられないだけだったのです。
人間には無理だったのだと、
今分かっただけでした。
今わたしたちは、原発事故は脅威ですが、
神の御手がわたしたちを覆ってくださる、
と確信しています。
原子力の影響はあるかもしれません。
早く死ぬことになるかもしれません。
しかし、わたしたちの国籍は天にあります。
わたしは最後まで、わたしの人生が続くかぎり、
妻と子供たちを守り、
被災者たちと手を取り合って助け合い、
神様の愛を実行したいと思います。
みなさん、祈りましょう。
今も祈ってくださることを感謝します。
ますます奇蹟を祈りましょう。
神様が早く来てくださるように。
苦しみの中でも、「あなたは独りではない」
と声を掛け合えるように。
人の手を取って、目を見つめあい、
同じ神様の子供として、
キリストの兄弟として、
今日一日を生きていきたいと思います。
ちょっと悲壮感が漂っているかもしれませんが、
実際はそうではありません。
昨日、家族で「人生ゲームレインボー」をやりました。
長男が「ウワー、最悪だぁー」と叫ぶ中、
小学1年の三男が「まぁ、ゲームだから、これは」
と言ってお兄ちゃんを慰めていました。
笑えます。
避難して来られた家族も、笑いが聞こえて、
わたしたちもホッとしています。
そんな状況です。
今日また、アドラがこちらに来ます。
福島教会にはアドラの支援物資が沢山来ました。
心強いですね。
アドラ万歳。
もっと献金しなきゃね。
福島教会 中野裕也
福島市にあるSDAの教会から
メールが届きました。
発信者は、教会牧師の中野先生です。
ちょっと長いですが、
心から感動してしまったので、
先生からのメールを以下に転載いたします。
◇ ◇ ◇
福島教会の中野です。
ようやくネットが今、つながりました。
3月16日、16:45です。
被災しましたが、大丈夫ですよー。
元気にやっていますよー。
福島教会は現在、
12名の方々が避難されてきています。
教会員のお友達や教会員です。
みなさん、津波の被害、原発の避難勧告で
こちらまで命からがら逃れてきました。
津波を横に見ながら、必死に
山の方面に向かって車を走らせた方もおられます。
原発の事が沢山報道されていますが、
こればかりはわたしたちの範疇を超えています。
報道を聞いていると
「息をするな、外に出るな」
と言っているように思えます。
しかし、わたしたちは至って元気です。
とにかくみんなで励まして、
連絡を取り合って、
協力し合って頑張っています。
福島教会も未だ水は通っていません。
しかし、アドラや教団の救援部隊が来てくれました。
涙がでるほどうれしかった。
この物資で、近隣の方々に水を分け、
食料を届けることができました。
しかし、まだ食料は整っていません。
多くの被災地が
燃料、水、食料、人手を必要としています。
福島市、福島県郡山、福島県須賀川に、
福島県の海沿いの被災者たちが避難してきています。
まだまだ寒いので、燃料がとにかく必要です。
しかし、祈りというのは本当に力になります。
わたしたちを見ていてくださる方に祈り、
ともにいてくれるように願い、聖霊が使わされて、
ふっと「あ、今、安心している」という、
ものすごい安心感が与えられます。
不思議なことですが、
今わたしと妻が経験している事実です。
神が私たちのために働いてくださっています。
物資は底をつきません。
ホントに、この状態が一ヶ月続いたら、
と不安がっている人が沢山いますが、
その人の所に、少しずつですが、
ものを分けてあげられるだけは備えられました。
しかし、足りない事実は残ります。
それは事実ですが、これからのことは、
神様が必ず何とかしてくれる。
とってもうれしい言葉が心の中でこだましています。
教会に避難してくださった方々の中にも、
両親との連絡がつかない、
職場の人と連絡がつかない、
という方々がおられます。
被災地では、プラカードを下げた男の子が
両親を捜したりしていました。
彼らに燃料と毛布と、食べ物と、
安心を送りたいと祈っています。
病院にいた1歳と3歳双子の三人が、
福島市内の病院に搬送されました。
教会に身を寄せている方の親戚です。
肺炎にかかってしまったとのことです。
しかし、退院したら一家で行き場はありません。
この家族のために、
教会員が名乗りを上げてくれました。
神様の聖霊が働いています。
わたしたちができることは限られています。
実際、わたしはほとんど何もできていません。
しかし、教会がここにあるだけで、
神様が必要を満たしてくださいます。
多分、原発も、最悪な状況であっても
神様へ祈る時、
神様は必ず、わたしたちを
持ち運んでくださると思います。
原発の報道を見るたびに、
「わたしたちはこの恩恵にあずかっていたはず」
と思います。
あそこでは今も、
自分の命を投げ出して働いている方々がいるのです。
だれも原発や東京電力を責めることはできません。
教会員に、
福島原発のオペレーターを訓練する所で
働かれていた方もいます。
この方も、
今回の事は想定していたこと以上の事で、
だれにも防ぐことはできなかった、
と言っていました。
わたしはこの言葉を重く受け止めました。
原子力は本当に強い力で、
わたしたちに電力を供給していました。
ただ、押さえられないだけだったのです。
人間には無理だったのだと、
今分かっただけでした。
今わたしたちは、原発事故は脅威ですが、
神の御手がわたしたちを覆ってくださる、
と確信しています。
原子力の影響はあるかもしれません。
早く死ぬことになるかもしれません。
しかし、わたしたちの国籍は天にあります。
わたしは最後まで、わたしの人生が続くかぎり、
妻と子供たちを守り、
被災者たちと手を取り合って助け合い、
神様の愛を実行したいと思います。
みなさん、祈りましょう。
今も祈ってくださることを感謝します。
ますます奇蹟を祈りましょう。
神様が早く来てくださるように。
苦しみの中でも、「あなたは独りではない」
と声を掛け合えるように。
人の手を取って、目を見つめあい、
同じ神様の子供として、
キリストの兄弟として、
今日一日を生きていきたいと思います。
ちょっと悲壮感が漂っているかもしれませんが、
実際はそうではありません。
昨日、家族で「人生ゲームレインボー」をやりました。
長男が「ウワー、最悪だぁー」と叫ぶ中、
小学1年の三男が「まぁ、ゲームだから、これは」
と言ってお兄ちゃんを慰めていました。
笑えます。
避難して来られた家族も、笑いが聞こえて、
わたしたちもホッとしています。
そんな状況です。
今日また、アドラがこちらに来ます。
福島教会にはアドラの支援物資が沢山来ました。
心強いですね。
アドラ万歳。
もっと献金しなきゃね。
福島教会 中野裕也