スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

10月, 2016の投稿を表示しています

A社の企業姿勢

最近、通販最大手A社の商売が雑だなぁと思います。 私は同社が提供している速達便がいつでも使えるP会員ですが、ここ2回ほど、WEB上でも、注文後の確認メールでも、この日に届くと表示された期日までに届かないことがありました。 それなのに何の説明もないんです。商品の到着が遅れますという連絡のメールすらもないんです。 ひどい時は当初の予定よりも3日も遅れたことがありました。ですが、まるでもともとそうであったかのように、そしてそれがまるで当たり前であるかのように、当初表示されていたのとは違う到着日が表示されたメールが届いて、それでおしまい。 それに対してクレームをつけることがなければ、何事もなかったかのように処理されて終わるのです。 遅れるのは仕方がありません。約束を守れないのも、まぁ、私だってそういうことばかりですから、理解できます。ただ、その時に必要なのは、お詫びだったり、釈明だったりするのではないでしょうか。 それが一切無いことに関する違和感は、ハンパないです。 ちなみに、カスタマーサービスに電話をしてみましたが、機械と話しているのではないかと錯覚するほど詫びの言葉を繰り返し、500円のクーポンやP会員の有効期間の延長を提供することによって黙らせようとします。そうしたことがすぐに提示されるので、マニュアルの中にあるのでしょう。 ですが、そんなものは要りません。ただ、事前の説明がほしいだけなんです。 というのは、顧客というものは、商品の質や価格もそうですが、特に通販の場合は、いつ手に入るのかということを考えて注文するものだからです。 例えば、10月15日に使いたい商品があるとします。A社のサイトを見ると、10月14日までに届くと表示されている商品があったので、それだったら前日に商品の確認をした上で15日に使えるなと思って注文をします。 本当はそれではなくて他のメーカーのものが欲しかったりしますが、14日までに届くとされているのがその商品だけなので、買い物に行く時間も割愛できるし、それでいいやと思って注文するわけです。 ところが、10月14日の夜になって受け取ったのが、商品ではなく「先程発送しました、到着は10月15日の予定です」というメール。 えー、だったら、多少値段が高くなったとしても、昼間のうちに近くの店に行って買っ...

確信犯の意味

「確信犯」という語の意味をご存知でしょうか? 私はこれまで、確信犯とは、自分がしていることが 悪いことである と判っていながら犯行に及ぶ人のことを指すとばかり思っていました。 ところが、違うんだそうですね。 確信犯とは、自分がしていることが 正しいことである との確信のもとに行動を起こす人のこと(そしてそれが結果として犯罪である人のこと)を指すのだそうです。 ところがところが、辞書を引いてみると、次のようにあります。 かくしん‐はん【確信犯】   1 道徳的、宗教的または政治的信念に基づき、本人が悪いことでないと確信してなされる犯罪。思想犯・政治犯・国事犯など。 2 《1から転じて》悪いことだとわかっていながら行われた犯罪や行為。また、その行為を行った人。「違法コピーを行っている大多数の利用者が―だといえる」 [補説]「時間を聞きちがえて遅れたと言っているが、あれは確信犯だよね」などのように、犯罪ほど重大な行為でない場合にも用いる。2の意はもともと誤用とされていたが、文化庁が発表した平成14年度「国語に関する世論調査」では、1の意で用いると回答した人は16.4パーセント、2の意で用いると回答した人は57.6パーセントという結果が出た。 (goo辞書  http://dictionary.goo.ne.jp/jn/38874/meaning/m0u/ より) つまり、元々の意味は、自分がしていることが正しいことであるとの確信のもとになされる犯罪のことであったにも関わらず、誤用とされている意味と理解していた人が大半を占めたため、辞書上でもそれを載せざるを得なくなったということなんですね。 「全然」は「全然かなわない」など本来は否定形と一緒に使うのが正しいが、最近は「全然大丈夫」など肯定形と一緒に使うことが増えたため、辞書上でも、両方の用法がアリだとせざるを得ない状況があるのと同じだということですね(でも、さらに遡ると、元来「全然」は肯定形と一緒に使われていて、誤用とされていた否定形と合わせて使う形が一般に広まっていたため、やがてはそれが正しい用法であるとされるようになったと聞いたことがあります)。 言葉ひとつをとっても、何が絶対的に正しいということは言えないというのが、面白いところだなと思います。